不活性化考察
上記の作物栽培で想定される多様な条件での病害菌、常在菌とMOG-A1菌の関係、生活を試験したが、
いづれの試験でも、MOG-A1菌が他の微生物の活性を抑止、阻止して、ほとんど試験において、
MOG-A1菌が単独で活性繁殖しコロニーを形成した。
雪解けと同時の活動を開始す特性を具備する菌でなければ、春先の圃場での支配菌にはなれない。
菌の検索は25、28度の高温下での培養も良いが、圃場での菌ネットワーク、菌社会の実態、生態、生活を調べる場合は、
春夏秋冬の温度条件下での菌生活、菌社会を圃場で調査することが重要である。
しかし、これまでの科学、農学では、こういう研究はほとんどない。
微生物の単離ではなく微生物社会、複雑系の問題である。
薬品になる微生物は単離でも良いが、作物では複雑系である。
この研究は・・・研究室では出来ないので・・・ほとんど不可能に近い・・・。
この100%に及ぶMOG-A1菌のエリア支配は、作物栽培現場のほとんどの条件下で、
MOG-A1菌処理によって、共存出来る以外のほとんどの微生物を不活性化(休眠)させることが証明された。
上記の試験は何回も同一試験を行ったが、その再現性は100%の確率で再現された。
農業資材では、この再現性に疑問のものが多い中で、MOG-A1菌は100%という再現性を持っていることは、
「完全無農薬栽培」にMOG-A1菌が最適な菌であることを示した。
土壌、空気、資材の常在微生物を不活性化出来れば、完全無農薬栽培が出来る。(青虫などは不織布で)
緩効性肥料(ロング)常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(ロングをMOG-A1菌溶液に浸漬後培養)
枯れ落ち葉の常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(枯れ葉にMOG-A1菌溶液を灌水
30日後の状態)
赤玉土常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(赤玉土のMOG-A1菌溶液を灌水
60日後赤玉土を採取し、抽出液を培養)
ミズナ種子付着病害菌。常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(種子をMOG-A1菌溶液に浸漬後
寒天に播種)
強アルカリ岩石の常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(岩石をMOG-A1菌溶液に浸漬後培養)
イソギクの組織培養で内生菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(組織培養では内生菌の除去が問題。
MOG-A1菌溶液処理すると、内生菌は
不活性となり、コンタミの問題は解消)
ウイルスフリーを望まない育苗では大きな組織を
無造作に培養可能)
土壌病害菌、多様な常在微生物不活性
MOG-A1菌のみ活性
(土壌の抽出液とMOG-A1菌溶液の混合液を
オートクレイブ培養基に添加後培養)
サクランボ 枝、蕾病害菌、常在菌不活性
MOG-A1菌活性繁殖
(MOG-A1菌溶液に枝浸漬後培養)
空中浮遊常在菌 不活性
MOG-A1菌のみ活性コロニー形成。
(オートクレイブした培地にMOG-A1菌溶液
添加培養)
MOG-A1菌と共存できる常在菌Ⅰ種が
コロニー形成。)
資材、不織布、コットンシート
製造中、保存中、使用中に付着した空中浮遊常在菌不活性
MOG-A1菌溶液噴霧で、MOG-A1菌のみ活性
砂糖キビのバカス病害菌、常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(カカスな搾りかすのまま培養)
バラ組織病害菌、常在菌不活性
MOG-A1菌のみ活性繁殖
(バラ組織は無殺菌のまま培養)
病害菌、土壌、空中常在菌を不活性化(休眠)するMOG-A1株菌 証明写真
圃場栽培における完全無農薬栽培の基礎となる理論は、
日本再生循環緑化研究所 宇井 清太が発見したラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌による病害菌不活性化である。
これまで、病害菌との戦いは、病害菌を「殺菌」「滅菌」することに研究の主眼が置かれてきた。
化学農薬、抗生物質、熱処理・・・・。
しかし、上記のものは、耐性菌の前に敗北。
宇井 清太の発見したラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株による病害菌の不活性化による病菌活性抑止は、
作物栽培に革命を起こす画期的なものである。
多様な微生物活性では「完全無農薬栽培」は不可能である。病害菌をも活性させるからである。
ラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌は、これまでの試験から、土壌病害菌、空中浮遊病害菌、茎葉付着病害菌、
球根、塊茎付着病害菌、植物組織内生病害菌、栽培資材付着病害菌を不活性にすることが実証された。
このラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌は、植物に有用な菌と共存しながら、病害菌を不活性化、休眠させる能力を具備している。
これが、自然界における菌社会である。
自然の大地では、病害菌が優占菌としてエリアを支配することはない!
このことを自然の中で実証することはほとんど不可能である。
菌社会は「複雑系」だからである。
これまでの科学のように菌社会、菌ネットワークを「単離」手法では解明できない。
本試験は、ハイポネックス培養基を用いて、ラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌の多様な微生物不活性化を試験した。
圃場での姿とは異なるが、目に見える姿でラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌の能力を実証する試験を行った。
それは・・・土壌、空中、植物組織表面、植物組織体内、資材において、
絶対王者菌としてエリアを支配していることを実証する試験である。
このラン菌(木材腐朽菌)MOG-A1 株菌を利用すれば、圃場に無農薬で生きる植物の大自然を再現できる。
自然生態系無農薬農法の裏付け
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